診療案内 medical treatment
設備・診療方法 レーザー治療
アレルギー性鼻炎で肥厚した鼻粘膜をレーザーで減荷。
特に鼻づまりに対して高い効果があります。
鼻炎症状の中でも特に鼻づまりに対しては高い効果(80%程度)があります。治療にかかる時間は約10分で、当院では凝固、止血作用に優れたCO2レーザーを使用しておりますので、出血や痛みはほとんどありません。妊娠中の方など薬が飲めない方や、薬を止めると悪化したり、薬の効果が芳しくない子供さんにも勧められます。
1回あたりの鼻粘膜レーザー治療は、病院に入ってから出るまで約1時間(手術自体は約10分)の外来での治療です。保険が適用できますので、3割負担の方で費用は、両鼻合わせて約9,000円程度になります。
メリット・デメリット
レーザー治療は日帰りで行え治療時間も短く、手軽に行えるので、とても魅力的に感じる方もおられるかと思います。ですが、どんな治療に関しても、メリットとデメリットがありますので、治療を受ける前に、治療内容や治療後のケアに関して疑問に思う事や不安な事があれば、事前に何でもご相談ください。
アレルゲンからの回避や漢方薬などの薬物療法を行っても効果がでない場合も含めて、あくまでも選択肢のひとつとしてレーザー治療があると考えておいてください。以下のことをご理解頂いた上で治療を行います。
point レーザー治療のメリット・デメリット
- メリット
- 手術にかかる時間が短い/一度の治療で効果が2~3年程持続する/日帰りでの手術が可能/薬による副作用などがない
- デメリット
- 100%効果が現れるとは限らない/効果は永久的なものではない/鼻症状の強い時期は治療はできない/治療後数日間は鼻水、鼻づまりがひどくなる
診療の流れ
- 問診・検査
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一度外来受診をしていただき、鼻の状態、適応の有無を判断したうえで治療日を決定します。場合によっては治療日までお薬を内服していただくこともあります。
- ①治療当日/局所麻酔
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鼻粘膜に表面粘膜麻酔及び血管収縮作用の薬液スプレーをします。次に、麻酔液を浸したガーゼを数枚ずつ鼻腔内に挿入し、10~15分ほど留置することで粘膜表面の麻酔を行います。
- ②治療当日/レーザー治療
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CO2レーザーを照射いたします。治療は片方の鼻で5分くらい、両鼻でも10分程度で終了します。内視鏡を用いて奥まで丁寧に鼻粘膜を処置いたします。鼻内の形態により、少し時間がかかることもあります。術中の出血や痛みはほとんどありません。
照射後1週間ほど鼻粘膜が反応性に腫れて鼻づまりや鼻水が多くなりますので、念のため、数日間は痛み止めや鼻水を抑えるお薬をお渡しします。 - 1週間後/術後の診療
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治療後は、かさぶたが出来やすい状態となり、一時的に鼻づまりがひどくなることがあります。術後、2週目にご来院いただき、鼻内をチェックし、かさぶたの除去など鼻内の清掃をいたします。2週間を過ぎると、かさぶたが取れ、刺激に強い変性された粘膜が出来上がります。
よくある質問
鼻炎治療の効果が持続する期間は?
鼻詰まりは80%以上の患者さまで改善し、一番有効とのデータが出ております。その他のくしゃみや鼻水も軽減されます。治療の効果が持続する期間は個人差がありますが、およそ1年から2年ぐらいは持続します。
治療の費用はどの位かかりますか?
アレルギー性鼻炎のレーザー治療は保険適応が認められておりますので、3割負担の患者さまで9,000円程度になります。
何歳くらいから治療できますか?
治療に関して特に制限はありません。ですが、レーザー手術は局所麻酔で施行する為、手術中に身体が動くと危険なためそのことをしっかり理解できるぐらいの年齢であれば条件により施行できます。当院では、10歳以上を目安としています。
治療後、日常生活で気を付ける事はありますか?
手術当日は運動、お酒はお控え下さい。お風呂はシャワーのみにして下さい。その後、一週間は激しい運動、お酒は控えてください。食事やタバコには制限はありません。鼻を強くかむと鼻血の原因となりますので、ご注意ください。
花粉症による鼻炎症状のある時期に治療できますか?
鼻炎症状のある時期にはレーザー効果が見込めないため治療はできません。従いまして治療をご希望の場合は症状のない、オフシーズンに予定させていただきます。尚、当クリニックは2~4月はスギ花粉症のシーズンであるため、レーザー治療を行っておりません。