診療案内 medical treatment
のどの病気 喉頭癌・咽頭癌・声帯麻痺
症状と原因
症状
喉頭とはのどぼとけ、咽頭は鼻の奥から食道の入り口までを指します。これらに、癌が発生するのが「咽頭癌」「喉頭癌」です。咽頭癌が疑われる症状としては、
- 片方の耳が詰まった感じや難聴
- のどに違和感
- 食べ物を飲み込む際に痛く、飲み込みにくい
- 片方の扁桃腺だけ腫れる
- 声がかすれる
- 首にしこりができて大きくなった
などが挙げられます。また、喉頭癌が疑われる症状には
- 声がれが長引く
- 同じところに異物感
- 痰に血が混じる
- 息苦しい
- 首にしこりがあって大きくなった
などです。
また、息が漏れるような声やガラガラ声、会話の時に何度も息継ぎが必要になるなどの症状が出る「声帯麻痺」の症状が出る場合は、肺癌や甲状腺癌、食道癌などの恐れがあります。
原因
喫煙と飲酒が挙げられます。HPV(ヒトパピローマウイルス)の関連も指摘されています。
当院での主な治療法
早期発見が最も重要です。疑わしい場合はすぐに連携医療機関に検査紹介します。
「痛くないからだいじょうぶと思っていた」と放置して、癌が進行する場合があります。
症状が続くようであれば、早期受診をおすすめします。また、特に喫煙、飲酒をする人は、年に1回の定期検診を行いましょう。
使用する主な機器
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最新型内視鏡
耳鼻咽喉科で使う内視鏡は、胃カメラのような不快感はほとんどありません。事前の準備もいらず、1分程度で耳・鼻・のどの検査ができます。
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超音波検査
甲状腺や頸部リンパ節の異常所見を探すのに有用です。痛みもなく小さなお子様でも検査可能です。